頸椎症(首の痛み)
「あ、寝違えた」
「首が痛い」
急に痛みが来る急性の場合は、とにかく冷やす。
氷嚢が無ければビニール袋を三重にして氷を沢山、少し水を入れて痛い所に直接(タオルなどをひかず)10分当てます。
始め2~3分ほどは冷たいよりも痛く感じます。
が、その後感覚が無くなってきますので痛みが強ければ15分休んで繰り返します。
循環が良くなれば楽になっていきますが、応急処置をしても、右を向いたら背中が痛いとか、左を向いたら右の首が痛いとか言う症状が残ったら治療にお越し下さい。
注意:アイスノン、保冷剤は凍傷になるので使用しないで下さい。
問題は、朝起きる時枕から頭が起こせない首の痛みです。
ところがこの症状は出かける時には楽になり、仕事場に着く頃には痛みは無く、治療に行っても痛みを再現出来ないので悪いところが見つからず異常なしと診断されます。
ご安心あれ!!!
この症状は靭帯損傷です。
靭帯とは骨を支える膠質のような組織で、もともと循環が悪い組織です。
だから朝一は痛みが強いが、身体を動かしている内に循環が良くなり痛みが消えてしまうのです。
これは冷やすだけでは循環は戻ってきません。
では???
先ず電子レンジでチンして蒸しタオルを用意して首の後に10分。
その後氷水で10分同じところを冷やします。これは一回でOKです。
明日の朝は痛みが無くなっているでしょう。
しかし、この靭帯損傷は原因が無くならなければ明日の朝も痛みがきます。
例えばずっと下を向いたままの仕事が長時間続いたとかです。
改善方法、治療等の相談は当院にご相談下さい。